梅雨時のシダ 2

 前回ブログの続き。

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ヌカイタチシダモドキ Dryopteris labordei (Christ) C.Chr. var. indusiata (Makino) Seriz.
 京都府では一か所くらいしか見ていない。希少なシダ。近畿南部ではやや普通に見られる。この株は尾鷲で採取した。
国道42号線を走っていて、山間地で車をとめて付近の藪を覗いたら生えていた。3年目くらい。ちょっと大きくなり場所はとるがいいシダだ。


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 傾斜地に自生する。苔玉栽培にうってつけのシダだ。小型で姿も形もいい。この株も5,6年になる。育てやすい。


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オオキヨズミシダ Polystichum tsus-simense (Hook.) J.Sm. var. mayebarae (Tagawa) Sa.Kurata   ヒメカナワラビにごく近い種類。ヒメカナワラビは京都でもよく見かけるが、このオオキヨズミシダは少ない。ぼくは2か所しか確認していない。しかし、ヒメカナワラビと区別しにくい株も多い。慣れたら判るようになる。


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マルバベニシダ Dryopteris fuscipes C.Chr.

京都では少ないが、南のほうに行くと普通のシダだ。3年程前に笠置町で採取したもの。あまり特徴がはっきりしなかったが、今年の葉はよく特徴が現われた。





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# by solarisu | 2017-07-07 12:03 | シダ | Comments(0)

梅雨時のシダ

 今年の梅雨はよく降る。あちこちで、降雨の特別警報が出て、洪水、土砂崩れの被害が出ている。

 シダは湿気を好み、夏の高温乾燥は最大に敵。
 連日雨降ると湿度が高くなり、シダや着生植物は青々として生き生きしている。
 いくつか写真に収めた。

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キヨタキシダ Diplazium squamigerum (Mett.) C.Hope
京都府笠置町で採取した株。以前は、どこでも普通に見られたが、いまはほとんど見ない。鹿が好むようだ。
春5月頃、新芽が出て葉が展開するころ、自生を確認することができる。葉が完全に展開する7月、8月頃、鹿の食害に合う。
こんなに元気に育つとは思わなかった。3年目になる。


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ノコギリシダ  Diplazium wichurae (Mett.) Diels 京都府宇治田原町産。

 キヨタキシダと同じ Diplazium の仲間で、これも普通のシダ。どこでも自生していたが、あまり見かけなくなった。これは傾斜地に多い。
 4年前に採取したもので、育つとは思はなかった。今年は時に勢いがいい。


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イワヘゴ Dryopteris cycadina (Franch. et Sav.) C.Chr. 京都府笠置町産。


育てて3年目くらいだ。大きな分類だがベニシダの仲間。このイワヘゴのグループは分類がむつかしい。これはイワヘゴだと思う。オシダの仲間は鹿の餌食になって、杉植林地の林床の生えてる群落は消滅している。たまたま、一株だけ目につき採取した。小さい株だったが大きくなって場所取って困るが、姿、形のいいシダだ。


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イヌナチクジャク Dryopteris decipiens (Hook.) Kuntze var. diplazioides (Christ) Ching 
三重県 尾鷲産。

 ナチクジャクの雑種らしいが、学名は変種扱いになっている。昔も尾鷲で採取して育てたことがあるが、丈夫でよく育つ。
姿かたちもいい。尾鷲付近には自生だ多いようだ。全国的には少ない。

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オオバミヤマノコギリシダ Diplazium hayatamae N.Ohta et M.Takamiya
 京都府笠置町で見つけた株。小型のものも含めて付近に3株ほどあった。ミヤマノコギリシダの雑種の可能性は否定できないが、標本を国立博物館に送ったところ、オオバミヤマノコギリシダで間違いない様だ。
 紀伊半島海岸沿いから少し内陸に入ったあたりではよく見られる。尾鷲の谷には普通に自生している。
 育てて3年目だが、やっと胞子の付く葉が出た。

 このブログ続く。





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# by solarisu | 2017-07-07 11:32 | シダ | Comments(0)

ヨウラクランが咲く

 ヨウラクランが咲いた。
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オオバヨウラクラン  Oberonia makinoi Masam. 

今の時期、毎日水やりをしているが、花が小さいためうっかり見落とす。昨日、花が咲いているのに気が付いた。撮影は今朝した。

 北野の天神さんの市で買ったものだが、もう4年になる。よく育ったと思う。

 撮影データ:OLYMPUS E-M1 + OLYMPUS 60mm 1:2.8 Macro 深度合成をして撮影する。





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# by solarisu | 2017-07-07 10:28 | ラン | Comments(0)

 前回ブログの続編。

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 ミヒャエル・ギーレンのCDボックスセット3点。マーラー、ブルックナー、ベートーベン交響曲全集。

 マーラー歌曲集”子供の不思議な角笛” 15曲。初めて聴く曲が1曲ある。通常は14曲だ。
 クリスティーネ・イヴァン(S)、ハンノ・ミューラー=ブラックマン(Br)
 バーデン=バーデン&フライブルグ SWR 交響楽団
 ミヒャエル・ギーレン
 Hanssler Classic CD-93.274

 きっかけはこのCDだった。”子供の不思議な角笛”は、セルのEMI盤(シュワルツコップフ、D・F・ディースカウ)を長年愛聴してきた。バーンスタインやバレンボイムが指揮、ピアノ伴奏をしたのもいい。また、ブーレーズのCDも良かった。

 このギーレン盤、気に入ったので、交響曲を調べてみたらBOXセットが発売されていたので、入手した。Amazonで検索したら、半額で中古盤があった。

 期待通り、全曲とてもいい演奏だ。おまけに録音が格段に良い。
 BOXセットで全曲そろっていいのは、少し前に紹介したマルクス・シュテンツ盤があるが、録音はギーレン盤の方が空間の広がりがよりあり、いい。特に8番は冒頭からオルガンの重低音が際立ち、最後のクライマックスも圧倒的な音響だ。曲のスケール、演奏者の人員など、大編成の迫力が伝わってくる。この曲の録音がいいのはセーゲルスタム、デンマーク放送のディスクだが、ギーレンのこの録音は、セゲルスタム盤には及ばないとおもう。

9番もいい演奏だ。シュテンツ盤も9番はよかった。
不満は2番”復活”。最後のクライマックスは、パイプオルガンの重低音がほとんど聴こえない。8番はあれほど派手に鳴っているのにどうゆうことなのか不可解。2番”復活”の演奏そのものはとてもいいのだが...。
マーラーのBoxセットを買うなら、このギーレン盤かステンツ盤を勧める。

それで、ブルックナーのBoxセットも発売されていたので、これも半額近い中古盤で入手できた。
演奏団体、レーベル等はマーラーと同じ。
SWR 》MUSIC SWR19014CD 10CD (P)1968-2013、(C)2016 NAXOS 。

録音年はばらばら。過去の録音を集めたものだ。
収録年。
1番(2009年)、2番(1968年)、3番(1999年)、4番(1994年)、5番(1988-89年)、6番(2001年)、7番(1986年)、8番(2007年)、9番(2013年)

 3番は2nd Version 1876/77、4番は1874年第1稿、8番は1887年第1稿、それから2番は1887年ハース版。
 ギーレンのブルックナーは、マーラーほど成功していない。

 いいのは6番と9番。第1稿の8番もいい。S・ヤング盤もよかったが、このギーレン盤も楽しめる。第2楽章のテンポが遅めでいい味を出している。第1稿の4番もまあまあだ。これはS・ヤング盤の方がいい。5番は全然だめだ。第3楽章までは平均的なテンポだが、肝心の第4楽章は20分40秒で早すぎる。明らかに、曲を理解できてない。
ブルックナーのBoxセットとしては勧められない。

勢いでベートーベンの交響曲全集も買った。

これも演奏団体は同じ。
SWR 》MUSIC SWR hanssler Classic CD 93.285 録音年:1997-2000
9番のソリスト:Renate Behle(S),Yvonne Naef(Alt),Glenn Winslade(T),Hanno Muller=Brachmann(B)
合唱:ベルリン放送cho。

1番、4番、5番、7番、8番はいい。7番は名演だ。2番は力みすぎ。3番”英雄”テンポが速すぎる。6番”田園”は第1楽章のテンポが速すぎ。2楽章以降はとてもいい。1楽章のテンポは残念。第9番は、1,4楽章のテンポが速い。2,3楽章は普通のテンポ。1,4楽章のテンポについていければ十分楽しめる。録音がとてもいい。
以上。

 中央のCD。
マーラーの”子供の不思議な角笛” 14曲
フィリップ・ヘルヴェヘ
エリゼ宮管弦楽団
Sarah Connolly(Ms)
Dietrich Henschel(Br)
Harmonia mundi HMC 901920 (P)2006

フィリップ・ヘルヴェヘのCDはいくつか持っているが、このCDは全く見当がつかなかった。
 大当たりだった!。オーケストラ、ソリスト録音、3拍子揃っている。こうゆうCDに当たるとラッキーだ。

 余談だが、このCDのジャケットに見覚えあると思う。次のCDジャケットの写真を見てほしい。

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これは、同じ”子供の不思議な角笛”のセルのEMI盤(CE33-5293)。CD発売の国内初出(だとおもう)。

 同じ絵を使用しているが絵の配置が違う。どっちが正しいのか。セルのEMI盤が縦横を間違えたのだ。ヘルヴェッヘ盤が正しい。ヘルヴェッヘ盤はバックが黒くて違うがバックを完全に消しておらず、うっすら樹形の姿は見える。同じ絵だ。
 脱線ついでに、この絵は、ドイツロマン派の画家 モーリッツ・フォン・シュヴィント作「少年の魔法の角笛」(原題 「森の中で」)だ。

 プロの仕事として、原画の天地、左右などを間違えるのは恥ずかしいことだ。僕も自分の写真が印刷物になったことが何度かあるが、これと同じケースで横向いている場合、天地逆、さらに多いのは原版(フイルム)裏表を間違える(左右が逆になる)ケースだ。プロの仕事とは到底思えない。

 元に戻る
中央右端。
ポゴレリッチ コンプリート レコーディング。
DG 749 4350 14CDs。
イーゴ・ポゴレリッチのグラモフォンでのピアノ録音集。ソロ作品と協奏曲もある。
内容は省略する。

中古盤で4,925円。実は迷った。というのは、グラモフォンのピアノの録音は、ピアノの音が硬い。それで避けていた。
ポリーニのピアノの録音など特に音の硬さが気になる。ギレリスの録音は比較的ましだが、どっちかゆうと硬い。
それで、このポゴレリッチのBoxセットは躊躇した。
しかし結局買った。不安は的中した。音が硬い。協奏曲はマイクが楽器に近すぎる。演奏内容はともかく楽しめなかった。全部は聴いていない。

下左と中央の2点。CDの話題がブルックナーやマーラーに偏っているので少々気が引けるが...。

ダニエル・バレンボイム指揮のブルックナー交響曲全集。

左:ベルリンフィル 
 Werner Classic 2564 6189-2 9CD (P)1991-93,1995,1996,1998 TEldec Classics. (C)2004 Werner Classic.
中央:ベルリン国立管弦楽団
 DG 28947 96985 (P)2014
 使用譜は、いろいろでハース版、ノバーク版を使用している。3番、4番、8番は初稿ではない。
 

 2セットとも完成度の高い録音だ。なんでも80点、というような消極的な考えでなく、とてもいい演奏だと思った。部分的に不満はなくはないが、わずかな話だ。不満といえば、曲の冒頭部分の弦のトレモロが聴こえない。これはほとんどの録音は通常のボリウムレベルでは聴こえない。あきらめるしかない。
 3番、4番、8番、9番が演奏の完成度が高いと思う。7番、8番のアダージオ楽章は少しテンポが遅すぎるのでは?、と感じることがあったが、その時の気分によるだろう。
ともかく両盤とも推薦に値する。
Werner盤、3,985円。DG盤、4,309円。タワーレコード・オーパー店頭で購入した。

最後、下右。
LOTTE LENYA SINGS KURT WEILL & BERTOLT BRECHT
NOT NOT 3CD157 3CD。 (P)(C) 2014、録音年:1955,1957,1960 原盤 Colunbia & Philipus。

ロッテ・レーニアの歌うブレヒトソング集。
LP時代。ブレヒトソングのレコードを探しまくった。ジャンルがはっきりせず、どこを探せば見つかるか、わからない。
レコード店より、メディアセンターといた名称の、いろんなものを扱っている店で、本などと一緒にレコードも置く。といった店でよく見つかった。
 ブレヒトソングの大御所は、ギーゼラ・マイ。あとロビン・アーチャー、ウテ・レンパー、そしてカンツオーネ歌手のミルバも数点の録音があった。ドイツ語で歌うのが基本で、英語やフランス語で歌ったレコードもあったが、ドイツ語でないと雰囲気がでない。

 なんといってもギーゼラ・マイはダントツだ。大半はLP時代のもので、外盤ではたくさん発売されていた。ロビン・アーチャーもいい。LP時代に、アナログ録音とデジタル録音がそれぞれ1枚ずつあった。CDはそれらを1枚にまとめたものがあった。ただ、アナログ録音とデジタル録音が混在していると音の雰囲気が違うので気分悪くなる。

 ロッテ・レーニアはクルト・ワイル夫人で、ナチス時代にアメリカに亡命した。SP時代の録音も多い。
 このCD3枚のセットは、晩年の録音のすべてではないかと思う。もちろんドイツ語で歌っている。ギーゼラ・マイにはとても及ばないが、やはり本家だけあっていい雰囲気で歌っている。
 ただ、入手はしにくいかもしれない。

終わり。





 




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# by solarisu | 2017-06-17 17:11 | クラシック | Comments(8)

 最近入手したCDをまとめて紹介する。個別に書きたいが量が多くとても書けない。
 思い切り手を抜いて簡潔に書きたい。記事が少しでも役に立てばいいと思う。

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 以前、エールリンクのシベリウスの交響曲全集のことを簡単に紹介した。このCDをきっかけでシベリウスを聴きたくなり、シベリウスの交響曲を中心としたBOXセットを買いあさった。

 上左から
Sibelius Complete Symphonies、Violin Concert、Finlandia
Helsinki Philharmonic Orchestra
Leif Segerstam、Pekka Kuusisto(violin)
レイフ・セーゲルスタム、ヘルシンキフィル
ONDINE ODE 1075-2Q 4CDs。 録音年:1996、2003、2004、2005.

録音、演奏90点。オーソドックスで過剰な演出はない。協奏曲もいい。交響詩フィンランディアは合唱入り。昔、オーマンディが合唱付きで録音していたのを聴いたことがある。

上中央。
シベリウス 交響曲全集(全7曲、交響曲のみ)
パーヴォ・ベルグンド
ヨーロッパ室内管弦楽団
FINLANDIA WQCC-270/3 タワーレコード企画の国内盤。録音年:1995年-97年。

P.ベルグンドは、シベリウスの全集を3度録音している。一回目はボーンマス響、2回目はヘルシンキフィル、このヨーロッパ室内管弦楽団は3度目のもの。

 ブックレットにベルグンド自身のインタビュー記事が載っていて、ヨーロッパ室内管弦楽団の技術がとても気に入り、3度目のこの録音をベストと判断しているようだ。
 ヘルシンキフィルの録音は昔に買っていて所持している(EMI CLASSICS FORTE 568643-2、568646-2)。
1回目の録音、ボーンマス響のも一部所持している。

 ヨーロッパ室内管弦楽団とのこの録音は、響きがちょっと薄い。つまり中低音の音の厚みが不足していて、その点不満が残る。同じコンビがブラームス交響曲全集を録音していて持っているが、同様の不満を感じた。音の厚みの不足だけを考えたら、ブラームスは致命的だが、シベリウスなら音の厚み不足でも、演奏の特徴になりうる。しかし、僕の好みでは不満。

 ヘルシンキフィルとの録音の方がいい。ボーンマス響の録音は、現在、店頭でSACD盤が発売されている。8000円くらいの価格だったが、思案している。

上右。
シベリウス 交響曲全集 (交響曲のみ全7曲)
フィンランド放送交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ
FINLANDIA WPCS-4744/6 3CDs。国内盤。1993年ライブ録音。

5番、4番が上出来。特に4番は演奏するのにむつかしい。7曲のうち4番は一番難解だと思う。3番はテンポが速すぎる。曲を十分理解していないと感じた。6番、7番も平凡だがいい演奏だ。録音はいい。

中央左。
SIBELIUS SYMPHONIES(COMPLETE)
Valse Triste、Swan of Tuonela
Berliner Sinfonie-Orchester
Kurt Sanderling
クルト・ザンデルリンク、ベルリン交響楽団、
BRILLIANT 6899、5CDs。Licensed from Edel Classics、 録音年:1970年-1977年、1983年(交響詩)

録音はこれが一番古いが、旧東独時代の70年代アナログ録音は、演奏、録音ともいいディスクが多い。録音はベルリン イエスキリスト教会。データーを見れば説明は必要ないだろう。

 いい意味でオーソドックス。7番がテンポが遅く、一種独特の雰囲気を醸し出している。
 5CDのうち、1枚は交響詩を集めたもの。
 フィンランディア、鶴のいる情景「クオレマより」、夜の騎行と日の出、トウオネラの白鳥、エン・サガ、の5曲収録。

 シベリウスはこれで終わり。

 ベートーベン チェロとピアノの作品集、チェロソナタ全曲と変奏曲を集めたもの。2点。
 Ludwig van Beethoben The Sonata and Variation for cello and piano
 Raphael Wallfisch(Cello)、John York(P)
 Nimbus Records NI 5741/2 (C)(P)2005。 2CDs。

 ベートーベンのチェロソナタ第3番は、ロストロポービッチ、リヒテルのコンビの盤がお気に入りで、昔からよく聞いた。それで、他の演奏のレコード、CDをあれこれ買ったが、ロストロ.リヒテル盤を凌駕する録音には出会わなかった。
 このラファエル・ウオルフィッシュとジョン・ヨーク盤はいい演奏でとても気に入った。これなら聴けると思った。
これは店頭(十字屋三条店)で買った。新品だ。3,497円

 中央右
 ピエール・フルニエとウイルヘルム・ケンプのコンビ。
 グラモフォン/タワーレコード PROC-1721/2。1965年2月録音。

 いまさら説明不要だと思う。じつは初めて聴いた。こんないい録音があったとは!。認識不足。
 LP時代、グラモフォンレーベルは音が悪い(盤質も良くない)、というイメージを抱いていて、ずっと避けていた。
 しかし、のちにもともとの録音(マスターテープの音)は、とてもいいと判った。日本のグラモフォンレコードの作りが良くなかったのだ。じっくり聴きなおしたい。

 下左と中央の2点、バッハのヨハネ受難曲とマタイ受難曲

 ACADEMY OF ANCIENT MUSIK、CHOIR OF THE AAM
 RICHARD EGARR
 Solist:GILCHRIST,ROSE,RICHES,WATTS,CONNOLLY,他
 AAM AAM002(ヨハネ)(P)(C)2014、AAM004(マタイ) (P)(C)2015.

 バッハのマタイとヨハネ受難曲は見つけ次第かたっぱしから買っている。オーソドックスなリヒターの演奏が基準になっているが、いままでレオンハルト、コルボ、ヤコーブス(2種ある)、リリングなどのCDは比較的聴き易くいいと思った。
しかし、解釈はいろいろで全然受け付けないのも多い。鈴木雅明、ガーディナーなどはだめだ。最近入手したFrieder Bernius(SWR2)は少人数で演奏したもので、録音いいが駄目だった。

 マタイはだいぶん聴いたが、ヨハネはいまだよく理解できていない。CDの内容を評論する資格はない。
 今回取り上げたリチャード・エガ―のCDは、いいと思う。同じころ入手した、ルネ・ヤコブス(Harmonia mundi)は、特に気に入っている。リヒターの時代から考えると、本当に録音が良くなった。

 最後に下右。

 モーツアルト 交響曲集(21番から41番まで、37番は作品はない)
 ロイヤル・コンセルト・ヘボウ管弦楽団
 ヨゼフ・クリップス

  DECCA PROC-1620/6 7CDs。録音年:1972年-73年。タワーレコード・ヴィンテージコレクション。CD-7はリハーサルを収録したもの。実質は6CDs。

 ヨーゼフ・クリップスのレコード(CD)は、セッション録音、ライブ録音ともそこそこ所持しているが、このモーツアルトを聴きなおして、改めてクリップスの良さを認識した。いい意味、オーソドックスな点ではベームと互角だと思う。安心して聴ける。また録音もいい。レーベルはDECCAになっているが、原盤はたぶんフィリップスだと思う。

 当時のレコード目録を見てみたが、これらモーツアルトの交響曲は載っていなかった。デッカのオペラの録音はどの目録にも載っていた。日本ではクリップスの評価は低かったみたいだ。レコードが売れなかったのだと思う。モーツアルトの交響曲といえば、ベーム、カラヤン、ワルターの時代だった。

 おわり。
 このあと、続きを書く予定をしています。

訂正:バッハ マタイ受難曲の記事で、鈴木秀明と書いたが、鈴木雅明の間違いだった。訂正する。(2017年6月23日追記)




 

 

 
 




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# by solarisu | 2017-06-17 11:45 | クラシック | Comments(5)